本日は、第2640地区・和歌山ロータリークラブの地区パストガバナー、樫畑直尚さんをお迎えし、セミナーをいただく変更例会の「100%出席例会」です。
樫畑さんは1996年に日本青年会議所会頭を務められ、それ以前からご厚誼を賜っていますので、もう30年以上遊んでいただいています。
いつも本を片手に世界を旅し、幅広い知見をお持ちの、国際感覚あふれる方です。
本日はもうお一方、第2610地区で2年前にガバナーを務められた金沢ロータリークラブの松本耕作さんにお越しいただきました。松本さんには10月に再びおいでいただく予定です。
さて、お盆休みをはさんで2週間ぶりの例会となります。
この間、恵みの雨をもたらした花笠まつり、広島の平和記念式典、そして山形大花火大会など、さまざまな出来事がありました。
当クラブでも、ようやく奥様誕生日のプレゼントのお届けが始まりました。
プレゼントは数年いろいろ試みてみましたが、原点に戻って、奥様の誕生日当日にお花のお届けすることに戻しました。
親睦家族委員会の武田委員長、アライ花店の荒井さん、日比谷花壇の堀野さん、そして元締めの橋本さんには、ご苦労をおかけしましたが、ご協力に御礼を申し上げます。
さて、全国版の花火の事故のニュースを見てヒヤッとしましたが、山形大花火大会が無事開催されました。実行委員長のお父さんである高橋さん、歴代の実行委員会の会員の皆さんも、さぞ喜ばれているというかホッとしましたね。30年以上前、花火打ち上げを山の中で警備していたところ、花火が真横に飛んできたことを経験しました。あやうく某市村清勝さんに直撃しかけ、肝を冷やしました。とにかく無事で何よりでした。
技術が進んでも、火と水、そして人のコントロールは難しいということでしょう。
山形大花火大会は約半世紀続く、山形青年会議所が言い出して、運営主体を務めている、まちづくりのプロジェクトです。「お盆にみんなに帰ってきてほしい」という思いから始まりました。
私たちの言葉でいえば「社会奉仕」ですね。会場も馬見ヶ崎河畔から西部地区、そして現在の霞城公園へと移り、また祭りの形も変えながらも、毎年何万人もの人々を楽しませています。
そして今年は、戦後80年の節目の年。
終戦記念日を前に、広島・長崎で平和式典が開かれました。私は広島の湯崎知事の挨拶と、平和の誓いを読み上げた小学6年生の佐々木駿さんのエピソードに心を動かされました。
佐々木さんは、ひいおばあさんが被爆された経験を背景に、3年前から平和公園で海外からの訪問客に英語でガイドをしています。
「核兵器によって戦争が終わったと思っていたけれど、君の話を聞いて、核兵器は無くすべきだと思ったよ」と言われたそうです。案内の終わりにみんなでハグをして、「国に帰ったらこの話を親戚、地域に伝える」と言ってくれるとのことでした。恥ずかしながら、目頭が熱くなりました。
湯崎知事の挨拶も心に残りました。今まで、モヤっとしてた頭が少し整理された、そんな感じです。
少々乱暴な要約になりますが
核抑止や武力均衡が平和を保つというのは公理ではなく、思い込みにすぎない。過去80年間、核が使われなかったのは「運が良かった」だけではないか。自信過剰な指導者や突出したエゴ、高揚した民衆の圧力、そして誤解・錯誤という突発的な要素、これらによって合理的な判断が常に働くとは限らないことは、歴史が証明している
核抑止については、それぞれお考えがあるでしょう。しかし、私たちロータリアンとしては、羅針盤である「四つのテスト」に照らしてこのことをしっかり一人一人が考えることが、将来に対しての務めだと思います。
見え方は人それぞれになるでしょうし、同じ結論に至らないかもしれません。
もしかしたら、今日のセミナーの中にそのヒントがあるかもしれません。
本日もどうぞよろしくお願いいたします。