第3063回例会ごあいさつ

皆さん、こんにちは。
本日のゲストは、卓話をいただく東北芸術工科大学教授の関良樹さんです。テーマは「人が足りないなら、AIに任せよう」。一昨年にもメコムさんの事務所でお話を伺ったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。AIの進化は目覚ましく、CHAT GPTも4から5へと進化し、ますます可能性を広げています。正直、仕組みや違いについてはよく分からないのですが、確実に社会を大きく変えていく技術だと感じています。今日はその一端を学べる機会を楽しみにしています。

さて、ここで「ロータリーの国際性」についてお話ししたいと思います。
先週、中高生の英語スピーチコンテスト地区大会に、スポンサーとして長谷川委員長と一緒に出席してまいりました。午前9時から午後5時過ぎまで、丸一日。スポンサーとしての挨拶をして、発表を見て、講評を聞いて、表彰してきました。

この大会は今年で77回目を迎える伝統あるもので、地区大会から県大会、東北大会、そして全国の高円宮杯へと続いていきます。参加する生徒は、夏休み中も毎日学校に通い、先生と二人三脚で練習を積み重ね、大会当日を迎えるのだそうです。

スピーチはすべて丸暗記。高校生はマイクを使いますが、中学生はマイクも使いません。高校の部は4分半という長さのスピーチに挑戦します。どの生徒も立派でしたが、特に印象に残ったのは、帰国子女と交換留学から帰ってきたばかりの二人でした。やはり「帰国子女にはかなわないな」と率直に思いましたが、一年間の海外生活も確かな力になるのだと改めて感じました。

審査では内容が重視されますが、同時に「どう伝わるか」も大切です。言葉は道具であり、扱い方によって伝わる力は大きく変わります。いずれの言語でも落語のように声・リズム・間の取り方で印象が変わることを実感しました。
しかしながら、結果に関わらず、この大会を経験した生徒たちは、将来も英語と自然に付き合っていくのだと聞き、非常に頼もしく思いました。

ここで思い出すのが、ロータリーの交換留学生プログラムです。これはロータリアンの子弟が参加できる唯一の公式プログラムであり、当クラブでも過去に何度か受け入れを行っています。私自身も中学一年のとき、西クラブでオーストラリアからピーター・スチュワート君を受け入れた際に、我が家で半年間一緒に過ごしました。代わりに、当時の矢野会員のご子息である、矢野秀弥さんの弟さんが派遣されました。

受け入れに際し、母は英会話を習い始め、私や姉も最初は苦労しましたが、半年もすればある程度会話ができるようになりました。これは私の人生に大きな影響を与えた経験であり、今振り返っても大切な財産だと感じています。

あるロータリアンは、受け入れ先のホストファミリーを訪ねた際、ナイアガラの上空をヘリコプターで案内してもらったとのこと。留学はその後も家族ぐるみの交友につながるなど、かけがえのない人間関係を生み出します。だからこそ、受け入れの責任を考えると、派遣者をクラブ会員の関係者に限定するのは妥当であると思います。どうも関係者に限定しているクラブが全国では主流のようです。

近年は翻訳装置の進歩で「外国語を学ばなくてもよい」と言う人もいます。しかし、自分の言葉で、自分の思いを、海外の人と直接シェアすることは、これは、すごい経験です。

本日のゲスト、関さんも海外で学ばれた方です。もし日本に残っていれば私の後輩になっていたようですが、コロンビア大学を選ばれました。豊かなバックグラウンドをお持ちですので、きっと私たちに多くの気づきを与えてくださることでしょう。本日の例会が有意義なひとときとなることを願っております。

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