あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年は午年。年男の「馬の会」の皆さまに、心よりお祝いを申し上げます。
今年は丙午にもあたり、前回の1966年にお生まれになった皆さまが、ちょうど還暦を迎えられる年でもあります。
当時は丙午にまつわる言い伝えもあり、出生数が前後と比べて大きく減ったようですが、それでも140万人。翌年は200万近く生まれたことを思えば、一昨年70万人を割ったという現実には、改めて時代の転換を感じます。
さて、年初にあたり、馬にちなむ小さな話をひとつ。
私の実家には、かつて父が誂えた藍染の馬の暖簾が掛かっておりました。
馬の会の仲間にもお配りしたと聞いていますので、お持ちの先輩方もおいでかと思います。
そよ風を受ける馬の姿とともに、「馬耳東風」という文字が染め抜かれていました。
え、っと首をかしげたのですが、父はニヤッとして、
「馬耳東風」と「馬の耳に念仏」を一緒にしちゃいけないよ。馬耳東風はね、何事にも過剰に反応せず、静かに受け流す。それが一番相応しい時もあるんだよ。それに暖簾、ってのがいいだろう、そんなことを言っていたような気がします。
あれは、父が私に残してくれた「生き方のスタイル」「身を守る技術」だったのかもしれません。
一昨年、私自身、脳出血でしばらく静養いたしましたが、その経験もあって、「不用意に血圧を上げない生き方」が、豊かな人生の必要条件だと思っています。
本年は、馬のようにしなやかに、暖簾のようにたおやかに、
そよそよと受け流しつつ、洒落心も忘れずに過ごしたいと思います。
会長としての任期も折り返しとなりましたが、引き続き、皆さまとの楽しいお付き合いをお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。