今日は、ロータリーのバッジの話をしたいと思います。
いつの間にか、ロゴ付きのバッジに変わりました。
歯車バッジは正式のものではなくなったので、新旧会長のバッジの交換という儀式も、それなりのクラブでは行われていないようです。
2013年、国際ロータリーは、歯車のマークに「ROTARY」の文字を組み合わせたロゴへと変更しました。
さらに近年では、公式な場面ではこのロゴを基本とする方向が明確になっています。
2000年代初めから、時間をかけて、検証と議論が重ねられた上でのCIの改革でした。
・会員数の伸び悩み
・高齢化
・そして、社会から「何をしている団体か分かりにくい」という認知の問題
・内輪の親睦団体と見られている危機感
これらが背景にありました。
歯車だけでは、外の人には伝わらない。
ROTARYという言葉があって初めて、私たちの理念と活動が認識される。
「内輪で分かる象徴」から「外に伝わるブランド」へと舵を切ったのだと思います。
アジア・アフリカ・南米といった新しい地域への会員拡大を進めてきたのも丁度この時期です。出席義務、例会の開催回数の厳格なルールの緩和も、新しい市場の会員開発の手段のように感じます。
つまりこれは、単なるロゴ変更ではなく、ロータリーの在り方そのものの転換です。
日本で、このバッジを販売開始したのが2020年ですから、それ以前は、アンテナの高いガバナーは、海外から、新しいバッジを入手していたとようです。
そして、RIは、世界中のバッジのベンダーに2024年11月以降は、歯車バッチの販売を控えるように通達を出したとのこと。
知っているクラブと、知らないクラブ。
動いているクラブと、待っているクラブ。
かつては、情報は上から降りてくるものでした。
しかし今は、誰でも直接アクセスできる。
若いクラブやITリテラシーの高いクラブ、会員は、この変化を自然に受け入れています。
一方で、伝統あるクラブほど、従来のやり方に安心感を持ちやすい。
では、国際ロータリーは、どこを目指しているのか。
単なる多様なクラブの集合体ではなく、理念を共有する“世界的なブランド”として、社会に影響力を持つ組織になること、と私には見えます。
良いことをしている、だけでは足りない。
それを、伝わる形で発信し、共感を広げ、仲間を増やす。
そして、みんなで良いことをする。
では我が西クラブとして、どこを向いていくのがいいのでしょう。
第一に、外に対しては、世界と同じ言葉で語る。ロゴも、発信も、メッセージも、世界標準に合わせる。
第二に、内においては、伝統と誇りを守る。歯車のバッジに込められた精神は、決して軽いものではありません。
第三に、「待つクラブ」ではなく 「考え、動くクラブ」であること。
情報は取りに行く。自分たちで判断する。
その上で、地域に価値を出し、世界とつながる。
そして、10年後、どのようなクラブでいたいのか。みんなで考えていきたいと思います。
本日ご参会の会員、そしてゲストの皆さまを心から歓迎申し上げ、会長の挨拶といたします。