みなさま、こんにちは。
本日は、山形交響楽団定期演奏会鑑賞例会、「おとなの遠足・その二」です。
西濱専務理事にお越しいただいていますが、定期演奏会では、毎回、西濱さんによるプレトークがあります。
これに遅れると大変ですから、私のあいさつは手短に参ります。
山形交響楽団は、今や全国屈指のオーケストラと言われています。
これは私には、「地の利」「人の和」「天の時」がうまく重なった結果のように見えます。
50人規模のオーケストラにとって、客席800というこのホールは、実に理想的な箱です。そのホールが、紆余曲折を経て2001年、この地に誕生しました。
ちょうどその時期に飯盛さんが登場し、山響は全国に知られる存在となりました。しかしその後、東日本大震災の影響もあり、経営は非常に厳しい時期を迎えます。その時、関西フィルで経営健全化に成功させた西濱さんを、当時の園部理事長が拝み倒して山形においで頂いた。そういう経緯があったそうです。
その後、コロナ禍という不運にも見舞われましたが、チーム西濱のアイディアと行動力、そして内外の演奏家たちとの信頼関係によって、山響は年々進化を続けています。
「信念を持って行動する人が一人いると、組織は変わる」
そのことを改めて感じさせてくれる存在だと思います。
さて今日は、音楽愛好家として、コンサートをより楽しむためのポイントを三つだけお伝えしておきます。
一つ目。気持ちがよくなったら、遠慮なく目を閉じてください。
音楽にどこかへ連れていってもらいましょう。α波が流れる、最高の時間です。ただし、いびきをかいたら、お隣の方が、ぜひ肘で起こしてくださいね。
二つ目。拍手のタイミングです。曲が完全に終わってから拍手しましょう。
誰よりも早く拍手したい、という方もいますが、ここはゆったりいきましょう。
三つ目。「ブラボー」です。発音は「ブラーボ」。
ただしイタリア語なので、少しややこしい。
ブラーボは男性一人の時。複数、男女混成はブラービ。
女性はブラーヴァ、ブラーヴェ。
全部覚えるのは大変ですから、今日は ブラーヴィだけ覚えて帰ってくださいいね。
さて本日は、大曲が二つ並ぶ、実に贅沢なプログラム。
指揮者、ソリストの腕の動き、体全体の動きを見る楽しみ。表情を追う楽しみもあります。
そして帰り道、「山響っていいなあ」「山形って悪くないじゃない」
そんな気持ちになって、「さて、今日は何を飲もうかな」
そう思っていただけたら、それが最高の例会だと思います。
ギリシャ神話の女神ムーサ。英語ではミューズ。
女神に愛された音楽を、皆さんと一緒に楽しみたいと思います。