Club President's room

第3092回 例会ごあいさつ(最終例会)

本年度、最後の例会となりました。

この一年間、皆さまのお支えによって無事に会長職を務めることができましたこと、心から感謝を申し上げます。

ロータリーの一年は、よく1年間の航海に例えられます。

私はヨットに乗りますが、海は決して穏やかなだけではありません。ある日は優しく迎えてくれますが、ある日は突然牙をむき、すべてを飲み込もうとします。
海の上では、自分の命を仲間に預け、仲間もまた自分に命を預けています。
だからこそ、最も大切なのは、お互いへの信頼です。

ロータリーも同じです。
親睦によって育まれた友情と信頼。
ともに活動することで生まれる連帯感。
そして、このクラブに所属することへの矜持。
これらが、私たちの奉仕活動の原動力だと思っています。
でも原動力が目的地には成り得ません。

さて、会長の役割とは何でしょうか。
もちろん船長として、乗組員の安全と調和を守ることは当然です。
しかし、それ以上に大切なのは、「どこへ向かうのか」を示すこと。そして、乗組員一人ひとりの志とモチベーションを高めることです。

船の左舷はポートサイドと呼ばれます。港につける側だからです。
右舷はスターボード。昔、星を見て進路を決めたことに由来します。

私たちが目指す航路も同じです。
アンテナを高くして、世界中から情報を集めて、どうやったら目的地である、「地域に、そして世界に、良いことを届ける」にみんなで到達できるか。
みんなが納得して矜持を持ってその目的地に向かうことができるか。

この一年、皆さまとともにかなり高いレベルまで歩みを進めることができたと感じています。

もちろん、まだ道半ばのものもあります。

しかし、それは次年度、さらにその次の年度へと受け継がれ、このクラブがさらに高いステージへ進んでいくことを心から願っています。

もう一つは、ご報告です。
一昨年、大変残念な出来事により、西谷君が退会されました。
多くの先輩会員から「何とかできないか」という声をいただきました。

全国の経験豊富なロータリアンや国際ロータリーからも助言をもらい、伊藤三之パストガバナーにお力添えをいただき、いつでも胸を張ってお迎えできる環境を整えることができました。

ご本人にもそのことはお伝えしております。
「少し心の整理をする時間が欲しい。」
というお返事なので、その言葉を尊重したいと思っています。
私としては、一年間の大きな心の荷を、ようやく下ろすことができました。

最後になります。

一年間、本当にありがとうございました。

皆さまのお力がなければ、この船はここまで来ることはできませんでした。

山形西ロータリークラブという船が、これからも時代の変化を的確に見据えながら、志を失うことなく、多くの人々に希望と「いいこと」を届ける航海を続けられることを心より願い、69代会長として最後のご挨拶といたします。

本当にありがとうございました。

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